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クリーヴランドオーケストラ 2017/18 創立100周年シーズン [17/18 centennial season]

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ついに発表された。3月に入って以来、クリーヴランドオーケストラ創立100周年シーズンの発表を待ちわびていた。例年であれば第一日曜の夜に、プレスリリースが出る。今年は半月経っても何もない。さてどうしたものかと考えていると、今日発表されるというニュースが飛び込んできた。異例のプレゼンテーション付きだ。WCLVにチャンネルを回し、1時間強のトークを存分に楽しんだ(オンデマンドになっています)。ジョークをバンバン飛ばすヴェルザー=メストの話に、お腹を抱えて笑ってしまったほどだ。

音楽監督の演奏会は、オペラ2本(利口な女狐の物語 & トリスタンとイゾルデ)、マーラーの6番と9番、春の祭典、ハイドンの四季、メシアンとバッハ、そしてベートーヴェンツィクルスすなわち「プロメテウス・プロジェクト」だ。客演指揮者もソリストも、オーケストラにゆかりのある人たちばかり。実に堅実なプログラムだと思った。ヴェルザー=メストは、「100周年にありがちな、豪華絢爛な演目を並べたシーズンにするつもりはない。」あくまでも「コミュニティを祝うこと」に主眼を置くと話していた。そのコミュニティとの関わりで言うと、2018年のキング牧師記念日コンサート、アメリカ独立記念を祝う“Star-Spangled Spectacular”コンサートも、MDが指揮をする。

オープニングコンサートがオペラとは意外だったけれど、ウィーンで取り上げる演目なので然もありなんだ。同じく、シーズン最後に「プロメテウス・プロジェクト」が配置されている。東京でのベートーヴェン・ツィクスルに備えているはずだ(ヴェルザー=メストの口からTokioというワードが出た)。強いて言うならば、なぜ英雄だけ3回もプログラミングされているのだろう? 録音するので、きっと繰り返し取り上げるのだろうけれど...。ベートーヴェンを中核に据えたシーズンと言えるだろう。

アシュケナージさんが久しぶりに客演する。ドホナーニ大先生には是非とも回復していただいて、ブラームスを振ってほしい。MTTさんの悲愴は、放送があるといいな。フルシャさんは、もしかして時期MDの候補かもしれない(と個人的に思っている)。

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プログラム詳細は、下記の3つのサイトを参考にまとめています。
(誤植や誤記があった場合は後日修正します。)
オーケストラのプレスリリース 
Brochure
The Plain Dealerの記事


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2017-18 SEASON AT SEVERANCE HALL

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