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ラヴェル 左手のためのピアノ協奏曲 [音楽]

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ピアノ: ピエール=ロラン・エマール
指揮: ピエール・ブーレーズ
管弦楽: クリーヴランド管弦楽団

エマールさんのDG第3弾かつクリーヴランド管にとってもDG第3弾となるアルバムは、ラヴェルの協奏曲2曲と鏡を収録。協奏曲はライヴ、鏡はセッション録音とのこと。クリーヴランド管では2010年の2月は3週連続の収録になったようですね。ラヴェル→マーラーの10番/子供の不思議な角笛→ワーグナーの序曲集&歌曲と。どれも繰り返し聴いているお気に入りのアルバムです。


本日の「左手のためのピアノ協奏曲」

迫力あるオーケストレーションと2か所のカデンツァ、中間部の軍隊の行進のようなメロディが大好きな曲です。ツィメルマンさんの演奏(ブーレーズさん指揮、ロンドン交響楽団)と比べると、
エマールさんの方はコントラストがはっきりしているなぁという印象を受けました。ダークな部分を強調しているという感じ。

エマールさんによれば、
「ト長調協奏曲はオーケストラと一体になって演奏するが、左手の方はソリストの比重が大きくなる。」のだそうです。
「左手のみで弾いて両手で弾いているように聞こえなければならない」のだとか。

求められるピアノの音色も異なるので(ト長調→ピアノは歌うように、左手→強力なサウンドが必要)、なんと別々のピアノで録音したそうです。1つの演奏会で2曲同時に取り上げたわけですが、1曲ずつピアノを替えたらしいのです。わぁ、これってまさに映画「ピアノマニア」の世界ですね。(BBC Music Magazine 2010年11月号の特集より→こちらで全文閲覧できます。写真を担当したクリーヴランド在住のRoger Mastroianni氏のページです。)

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