学習記録3/31〜4/2

6 Minute English を2ユニット
ネット記事を2本読む

1/ A Long-Overdue Dialogue With Beethoven

2/ Cleveland Orchestra shines in Schumann performances under former director Dohnanyi (review)


1/　アンスネスさんのリサイタル評 in New York
クラシック音楽のコンサート評は倒置構文や二重否定を使用した文学的な表現が多く読みにくいことがあります。New York Timesは語彙レベルは高いのですが、文章が非常に読みやすいです。一読してすぐに内容がわかるのです。いつもながらAnthony Tommasini氏の文章は演奏家に対する敬意の込められた素晴らしいもの。

overdue　延び延びになった
overlooked　見落とされた
crisp　(of sound, images, etc.) pleasantly clear and sharp
rippling　（ピアノの音、旋律など）コロコロと鳴る　さざ波を立てる
milky　柔らかい
alluring　魅惑的な
coloring　（作品などの）趣き、調子
undulant　波打つ
mercurial　流動的な
beguiling　魅力的な
wondrous　驚くべき
sly　巧みな
knotty　複雑な
touchstone　試金石、基本
magisterial　厳然とした
stark　純然たる
uncannily　超人的な
onrushing　突進する
impish　いたずらっぽい、茶目の
perpetual　永久の

Mr. Andsnes said that "pianistically" the music did "not have obvious sensual qualities" of works by Chopin, Schumann, Janacek, Grieg and Rachmaninoff.
という理由からベートーヴェンを避けていたというアンスネスさん。ピアノ演奏の観点から、ショパン、シューマン、ヤナーチェク、グリーグ、ラフマニノフの作品がもつ官能性をベートーヴェンには見出せていなかったとのことですが、このたび漸くご自身の方法を見つけたのですね。BBC Radio3で聴いたロンドンでのリサイタルは、実直なベートーヴェンといった感じ。もう少し聞き込んでみたいです。




2/ ドホナーニ指揮によるシューマンの演奏で輝くCleveland Orchestra

esteem　尊重
courtesy　好意
reassert　繰り返して言明する
dispense with　〜なしで済ます
music-stand　譜面台
foremost　何よりもまず
glean　こつこつと集める
cogent　説得力のある
cohesive　まとまりのある
irresistible　圧倒的な
incite　鼓舞する
rekindle　再びかきたてる
distill　蒸留する、純化する
nod　うなずきで示す
wholly　ひとえに


先週末のクリーヴランド管弦楽団の定期演奏会にはドホナーニさんが客演。現在までに4本のレビューを読みましたがすべて大絶賛です。
WCLVの中継を聴くだけでもすばらしい演奏会であったことが容易に想像できました。特に前半のシューマン 交響曲第4番。テンポ感、フレージング、アーティキュレーション…全てにおいて完璧なのです。どこまでも飛翔するかのような歓喜の最終部を聴くと、興奮のあまりその日は眠れなくなったほどでありまして・・・。

His performance with his old ensemble Thursday was superb, a brilliant reminder of his glory days at Severance Hall and a clear demonstration of the fond esteem in which the orchestra still holds its former maestro.

木曜日のドホナーニ氏のかつての手兵との演奏はきわめて秀逸であり、セヴェランスホールでの輝かしい日々が実にありありと思い出され、好意的に尊重されている様子がはっきりと見て取れた。

Music director beloved　最愛の音楽監督ですって！