Per aspera ad astra [音楽]
2013年のFate and Freedom Festival のベートーヴェン交響曲第5番、偶然にもスペインのCatalunya Música局でオンデマンドになっており、27日まで聴けるようです。こちらのブログで紹介されています。音質はWCLVの方が良い気がしますが、せっかくですので是非!
"One way to purify the human spirit was going through fire," the conductor explained. "Those four notes have to be played not heavy and pounded into the ground. . . . They have to be played like fire."
(「試練を乗り越えるという行為は、精神を浄化させる一つの方法です。」「冒頭の4つの音符は、重々しく地に鳴り響くように演奏するのではなく、燃え上がる炎のごとく演奏されるべきなのです。」)
2015年、マイアミにて。
久しぶりに聴いたヴェルザー=メストの運命。聴き終わった後の清々しさ、清澄感あふれる響きがやはり良いですね。
聴きました! ロンドンフィルとの「運命」を求め中古CDショップをハシゴしたこともありましたが、おかげ様でようやく!
確かに音質面では細かい音が潰れてしまっていますが、全体像はよく分かったような気がします。冒頭の4つの音符に関しては、想像通りほとんどフェルマータを意識させず、無駄を省いたような、洗練された感じがありますね。思わず「これだ!」となりました。もっとオケを煽るのかなと予想はしていたのですが、そこらへんの細かいところは4月のWCLVの録音を期待して待ちます。しかしながらこの清々しさといい、爽快感といい、マエストロらしいですね。名盤と言われているカルロス・クライバーのそれにも劣らない素晴らしい個性があります!
サプライズのような急展開で運命を聴かせていただきました。ありがとうございます。
by T.D (2016-03-23 00:33)
T.Dさん
美しくて高貴なベートーヴェンにいつも酔いしれております。
第1楽章の躍動感、最終楽章の高揚感も申し分ないですし、中間楽章の処理も非常に緻密でマエストロらしいと思います。おっしゃるとおり、往年の名盤にも匹敵しますね!
思いがけずオンデマンドを見つけて心躍る思いです^^
by menagerie_26 (2016-03-23 22:13)